11日、貝取学童クラブの豊ヶ丘小学校内の空き教室への縮小移転問題について一般質問で取り上げました。「どういった検討過程で縮小される決定がされたのか?」、「意見聴取を行うべきではないか?」ということを問いました。
市は検討過程や面積を削ったことについて「適切だ」と繰り返すばかりでした。
■ 「縮小する意図はない」とは?
「どういった検討過程で縮小が決定されたのか」という問いにたいして、市は「児童数が減少傾向であることをふまえ、校舎内で学童クラブを運営することとしたもので、縮小する意図はない」と答弁しました。
問題になっているのは、現に面積が半分以下に減っていることです。「結果としては縮小しているだろう」と何度も問うと、とうとう「面積は減っているが、縮小ではない」と答えました。もはや支離滅裂です。
市に意図はなくとも、総面積は半分以下、定員が5名減、一人当たり面積も現状の水準から後退し、市の基準ギリギリまで引き下がります。子ども達にとっては明らかな不利益変更であり、納得できるものではありません。
■ 意見聴取を行わなくても「適正」?
「いつ頃から市は面積が狭くなることを認識していたのか」、「市民や議会への説明はいつか?」という問いにたいして、市は「昨年夏頃から児童館の今後のあり方と一体的に議論をはじめ予算化した。市としての決定は2月頃。市議会へは予算の質疑の中で開示。市民へは予算決定後4月末に説明した」と答弁。初めから意見聴取をおこない、検討する想定ではなかったことを明らかにしました。市議会への開示も私が資料要求を行い、質疑を行ったから明らかになっただけで、特別に報告はありません。
2020年の市議会では空き教室利用の学童クラブ設置の際には「子ども達の意見を反映させたい」と答えており「答弁が真逆になっている、一貫性はあるのか?」という問いに、市は「一貫性は保たれている」と強弁しました。
こども基本法や国の学童クラブの運営指針などでは「子どもや保護者の意見を聞き反映させること」を求めています。市は「適切」と開き直りますが、明らかに不適切です。
■ 「縮小ではない」共用部を算入?
学童クラブの「設備及び運営に関する基準」やそれに基づく多摩市の条例は、市は「最低基準を常に向上させるように努めるものとする。」とあり、最低基準を超えて運営する事業者には「最低基準を理由として、その設備又は運営を低下させてはならない。」とし、環境を逆戻りさせず向上させていくことを求めています。「市が移転を口実に基準ギリギリまで引き下げた施設を用意することで、この規定を回避するのか?」という問いに、市は「適法に進めてきた」と言い張りました。
また、市は「学校全体を学童クラブとみたてて運営をするから縮小ではない」とも述べていますが、「基準」や「条例」には専用区画が規定されており、「共用部で代替するから専用区画が狭くなってもOK」ではないはずです。
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| 令和七年度予算資料№17より作成 |
■ どこに行く?多摩市の「こどもまん中」
現在、多摩市は児童館の削減計画や学童クラブの縮小を進めています。「こどもまん中」と言いつつ、縮小・削減で良いのでしょうか?本当に「こどもまん中」の多摩市に。引き続きがんばります。

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