9月議会・生活環境常任委員会でミニバスの運行を受託している京王バスから、市に対して、運行受託終了に向けた協議の申し入れがあったことが報告されました。
■ 南北線2ルートが受託終了の対象に
京王バスが9月5日付で行った申し入れは、乗務員不足を原因としてあげ、南北線受諾終了日の目途を、永山駅~水道塔~ロケット公園~多摩センター駅等を結ぶ愛宕ルートについては2026年3月31日、永山駅~桜ヶ丘~総合体育館~地蔵堂等を結ぶ桜ヶ丘・和田ルートについては2027年3月31日としています。
■ 市も移動の保障に言及
今回、市は「多摩市地域公共交通会議にて、高齢者をはじめとした移動制約者の日常の移動手段の確保のため、今後の運行について協議していく。」と報告しています。「バス会社がやれないから仕方がない」ではなく、ミニバスが存続できるのか、またはデマンド型交通などまた違った形で移動を保障するのか?これから協議が進められます。
■ 市民の声でつくられた ミニバス路線
「バス停が遠くて不便」といった市民の声と運動が広がる中で、既存バス路線の補完としてミニバス路線は作られました。日本共産党も増便や朝夕の時間の延長など求めてきました。
折角、一度は解消された交通不便地域を再度空白にさせるわけにはいきません。「もしミニバスがなくなれば、移動できない」、「どうやってお医者さんにかかればいいのか?」こうした実感に基づく話を広げ、市や京王バスにも働きかけを続けましょう。
■ふきだしコラム
下のQRコードまたはURLから、議会での報告の状況がご覧いただけます。市議会議員も驚いている様子が見て取れます。
市民の移動を保障するためにも、引き続き地域交通についても取り上げていきます。ご意見などお気軽にお寄せください。
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