総裁選の直後に「私自身もワークライフバランス」という言葉を捨てる」、「(自民党員に)馬車馬のように働いてもらう」と発言し、批判を浴びた高市氏がその痛みを国民全体に押しつけようとしています。
■「死ぬまで働け」社会への道
新内閣組閣直後、高市氏は厚労大臣にたいして、労働時間規制緩和の検討を指示したと報じられています。自民党や公明党からも「規制を超えて働きたい人が働けるように」といっていますが、現状でもサービス残業が横行し、過労死が問題になるなかで、規制を緩和すれば、さらなる長時間労働を求められるはずです。過労死基準を超えて働かされる社会は、「死ぬまで働け」という社会です。
■ 労働関係の規制は「安全ベルト」
産業革命以降、労働者は常に「より安く、より長時間」働くことを求められてきました。多くの労働者が働くことで心や体を壊し、死んでいくなかで、血と汗と運動によって規制が勝ち取られてきました。この「規制」は働く人を守るためのモノ、いわば高所作業の際の「安全ベルト」のようなものです。命をまもるベルトを緩めることなんて許されません。
■ 収入アップする社会こそ必要!
そもそも、「もっと長く働きたい」という要望は、いまの収入では十分に稼げないことの裏返しです。物価高騰のなかで、給料があがり、政治が暮らしを支援することこそ求められています。
高市内閣は破綻したアベノミクスを継承するとしています。さらなる円安、原料高となれば、お給料が上がることは望めません。税などを通じて再分配を強化し、暮らしを支える政治の実現へ!声を強めましょう!!

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