アメリカの無法な戦争をきっかけに、原油やナフサの流通が滞っています。高市政権は「十分な原油を確保している」と繰り返しますが、市民生活に大きな影響が出ています。
■全商連がホルムズ封鎖の影響調査
全国商工団体連合会(全商連)が行った「ホルムズ海峡封鎖等による影響調査」では、4月12日までに全国から720社が回答しています。海上封鎖の影響については、回答者の91.4%が「ある」「今はないが今後ありそう」と答えており、「原材料価格が50~75%の値上げで溶剤等の塗料が入らなくなる恐れがある」(塗装業)、「仕事は1カ月前の受注なので、その後の資材の値上げ分は自腹に。値上がりを見越して見積もりを出せない」(冷凍空調)などの声が上がっています。(しんぶん赤旗4月21日付「全商連がホルムズ封鎖の影響調査」より)
■農業にも広がるナフサ不足
農業にも深刻な影響が出ています。11日、農民運動全国連合会(農民連)は原油、農業資材の不足や価格高騰、災害被害から営農を守る緊急対策を農水省に要請。全国各地からの発言で「ビニールハウスのビニールが、今年の秋は入荷できるかわからないと業者に言われた」(千葉)、「3、4月はトラクターのオイル交換の時期だがエンジンオイルがない。あったとしても極端に値上がりしている。現場では十分な情報が届いておらず、混乱や営農への不安が生まれている」(北海道) などの声が届けられました。(しんぶん赤旗5月11日付「農守る支援急げ 農民連、農水省に要請」より)
■ポテトチップスがモノクロに!
12日、カルビーは「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」などの14品目でパッケージを白黒の二色に変更することを発表しました。
「中東情勢の影響による一部商品仕様見直しのお知らせ」では、「中東情勢の緊迫化 に伴う一部原材料の調達不安定化を受け、商品の安定供給を最優先とする観点から、当面の対応策として」とされていますが、色鮮やかなパッケージがモノクロ化することに、大きな反響が広がっています。CNNなど海外メディアでも報じられ、SNSでは、「カントリーマアムが小さくなっていく未来を想像していたけど、それでもパッケージはカラーだった」などの声が上がっています。
■原油・ナフサの確保に後ろ向きな高市政権
ホルムズ海峡の封鎖にかかわって、日本とイランの電話による首脳会談では、イラン側から、「日本-イランの個別協議でホルムズ海峡を日本のタンカーが航行することが可能」と伝えられていることが、駐日イラン大使と立憲民主党の国会議員の会談でしめされました(出典:https://x.com/konishihiroyuki/status/2045359414220329463)。
このことは国会やテレビ番組でも語られています。張本人の高市首相はなぜ原油やナフサの確保に動かないのでしょうか。この状況に「ナフサショックじゃなくてサナエショックだ」というような声まででています。
■戦争ストップ!とことん暮らし!
国内の多くの産業や国民から悲鳴が上がっています。そもそもの原因はアメリカ・イスラエルによる国際法違反、国連憲章違反の先制攻撃です。この期に及んで、アメリカの顔色をうかがうのではなく、いまこそ日本として原油の確保を急ぐべき時です。
─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─═─
■ ナフサってなに?
ナフサは原油を精製して得られる化学産業の基礎原料で、プラスチック、包装材、医療器具、自動車部品など、あらゆる製造業の“出発点”となる重要物資です。
■ 日本のナフサはどこから?
日本が使用するナフサの 約8割は中東依存 で、その供給国の多くは ホルムズ海峡を通過しなければならない ため、中東情勢の悪化が直ちに国内の生産に影響します。
※経産省「エネルギー白書」等より
0 件のコメント:
コメントを投稿