2019年4月24日水曜日

「駐車違反ツイート」の検証 #多摩市議選 #多摩市議会議員選挙


市議選の最中にこんなツイートが回ってきました。


この写真多摩市に居ると違和感を感じるんです。
現場に行ってきました。




現場はこんな感じです。ツイートの写真では狭い道路に見えるんですが、これは中央分離帯の辺りから撮影されているためです。

京王プラザホテル側は3車線。バスロータリー側は2車線とバスの乗降場。奥には空港への高速バスの乗り場もあります。帝京小学校かどこかの通学バスが朝夕にとまっていたと思います。車線のラインが消えていて見えづらいですが。。。

上から見たらこんな感じ。


車が止まっているのは2枚目の写真の信号機の柱の辺り。ちょうどバスの乗降場のお尻のところの線が見えているところです。
ここは走行車線ではないので、バスが走るわけではありませんし、ツイートの写真の時間では通学バスももうないころです。ドライバーも乗っており、駐車している訳でもありません。歩道の境界ブロックの幅から見ると、横断歩道から2.5~3m位でしょうか?もう少し前に出した方がいいかな?という感じ。

バスが大回りしているとの記述がありますが、これは真上からの画像を見てもらえば一目瞭然。ロータリーの出口から左折して出るためには大回りせざるを得ない構造になっています。

元となったツイートも見つけました。

写真をよく見ると、スピードメーターの反射が写り込んでいることから停車中の車の中から撮影したようですが、看板との位置関係で言えば右折帯。つまりはバスロータリーに侵入していく車線なんです。普通はここに停車する一般車はありません。目線の高さから言ってもバスではなさそうですし、おそらくはセダンタイプの車。写真をトリミングした可能性もありますが、その場合はもっと意図的にこうした切り取りを行ったことになります。

普段この道を運転する人なら、バスロータリー側が走行車線ではないことは知っているはずですし、バスが大回りせざるを得ないロータリーの構造であることも知っているはずなんです。

この方は当該候補が当選したことについて「当選しちゃったなぁ」とのツイートもしており、やはり意図を感じます。

今回の選挙戦の中では、こうしたことがいくつか確認されています。公明党の「共産党が成人式を妨害した」というデマにしろ、こうしたツイートにしろ、言う方は簡単なんですが、反論するのには手間がかかります。

参院選にむけて党参院議員へのデマ攻撃もある中で、地方選においてもデマ対応について検討が必要な時期になっています。

■■■2019.4.26追記■■■

ツイッター上で同じような質問が繰り返されるので、補足を追記。
  • この場所は普段、乗降場所として使われており、通学バスなども利用しているところです。駐車禁止ですが、駐停車禁止ではないと認識しています。
  • 交差点から5m以内は駐停車禁止だという指摘もありますが、交通規制は警察の管轄ですから、気になる方は警察へお問い合わせください。
  • 駐車禁止については選挙カーは規制対象から除外されています。とはいえ、市民感情を考えればもう少し前に出しておいた方がいいと思います。
  • 私が最も問題視しているのは、道幅を狭く見せ、進入禁止のバスロータリーに入っている様にも見えるような写真を使い、周辺の状況に配慮して停車している選挙カーを貶め、落選させる目的で候補者を攻撃していることです。

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