2023年1月26日木曜日

【多摩市・国保税】4%値上げ方針から 「据え置き」へ くまさん・れぽーとvol.241

 19日に開かれた多摩市国民健康保険運営協議会において、来年度の国民健康保険税について「据え置き」すべきという答申がだされ、来年度の国民健康保険税については値上げを行わず、据え置かれる見通しとなりました。


■ 毎年4% 連続値上げ方針の撤回を

国民健康保険税については、国が「財政健全化」を求めるなかで、多摩市は毎年4%程度の値上げを行う方針です。

この方針にたいして、日本共産党多摩市議団は「国保税の値上げに反対し、連続値上げ方針の撤回を求めてきました。

国民健康保険は「国民皆保険」を実現するために、自営業者や非正規雇用の方、高齢者などの受け皿となっています。

国は「財政健全化」の名のもとに、「保険制度として適正な運営を」と、法定外の繰り入れなどをやめ、保険税のみでの運営へと切り替えていくことを求めていますが、制度の成り立ちから低所得者層が多くを占めており、保険税についても企業分などがないことで重い負担のある国民健康保険について、「保険なのだから保険料で運営を」と押しつけるのは、「社会保険」を民間の「保険」と混同させる悪質なミスリーディングであり、国民皆保険を壊すものです。国庫負担を大きく削ってきた国の責任を追及しつつ、「国保は社会保障の立場で、市も支えていくことが必要だということを引き続き訴えていきます。


■ 3年連続で値上げに歯止め!!

毎年4%の値上げ方針をもつ多摩市ですが、昨年度はコロナ禍などを理由に値上げを行わず据え置きに、今年度は残念ながら値上げされましたが、2%に抑えられています。そして来年度は据え置かれる見通しとなりました。

市民の皆さんとともに進めてきた「値上げ反対」の運動は、多摩市の国民健康保険税を都内26市のなかでも低い水準に抑えさせてきました。引き続き「国保は社会保障」の立場で、市民の健康をまもり、命を守るため、「値上げ反対、連続値上げストップ」の声を広げていきます。


0 件のコメント:

コメントを投稿