年に二回、夏と冬に行っている空家調査ですが、豊ヶ丘地区のUR賃貸住宅の冬期調査を実施しました。空家率は8・34%と微減し、昨年2月の水準に戻りました。(下グラフ参照)
■ 空家率に明暗 特定の団地に集中
豊ヶ丘に関しては継続的に空家が減少してきており、その点は評価をしています。長年空家が大量にあった号棟で改善をしている例などがある一方で、空家が放置され、増え続けているところもあり、二極化しているというのが実態です。
■ URの入居者募集に課題
空家のうちURのサイト上で入居者募集を行っている物件の比率を「募集率」として、あわせて調査を行っていますが、空家調査当日の夜にURのサイトで検索して驚きました。「豊ヶ丘」地区の92戸の空家のうち募集はなんと0(ゼロ)!多摩市全域でも27戸しか募集がありません。(2023年2月1日21時・翌2日10時 時点)
■ ニュータウンの製造者責任を
国策でつくられた多摩ニュータウンの再生には、いわば製造者責任として、国やURにも役割を担ってもらう必要があります。先日行ったUR交渉では「家賃引下げ」とともに「空家解消」を求めました。その際には全国のURでの空家数と募集状況が示され、おおむね「7万戸・14.2%」でした。なぜ、多摩市では入居募集に消極的なのでしょうか?引き続き働きかけを強めていきます。
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