2022年11月3日木曜日

【豊ヶ丘複合館】身近な公共施設の発展こそ! #くまさん・れぽーと vol.235

豊ヶ丘複合館、図書館入り口

 

30日に豊ヶ丘複合館の再整備についての共同検討会(第3回)が開催されました。


■ 市民がまもった公共施設

豊ヶ丘複合館は一度、市から廃止方針が示されたものの、市民の皆さんの運動により存続が決まった施設です。日本共産党多摩市議団も「地域の身近な公共施設をまもる」を掲げ、議会で取り上げる中で、「行動プログラムは【たたき台】」という答弁を引き出し、存続へ力を尽くしてきました。

コロナ禍での中断をはさみ、新ためて仕切り直した検討会。今後の他の施設の再整備にもかかわるものです。「地域住民の活動拠点」としての再整備、さらなる発展が望まれます。

 

■ 具体的にどういった機能が必要か?

会議の冒頭では、これまでの議論をもとに「さまざまな人が集い、学び、つながり、未来へつなぐ場所」という「将来に向けた施設像」が提示されました。

参加者からは「具体的にどういった施設にするのかの検討を」、「単にさまざまな人ではなく、(現在利用している)高齢者が含まれているということを明確にすべき」などの意見がだされました。

今後の「施設整備の方法」の検討のなかでは、一例として「大規模改修」と「平屋建て替え」があげられ、双方のメリット・デメリット・その他の意見が出し合われました。

「平屋建て替え」のパターンではトイレ・玄関・廊下を削減、事務室集約することで面積を抑えるとしていましたが、現行の2/3程度に縮減するもので、市民からは「現在の図書館・児童館・老人福祉館・地区市民ホールといった機能がきちんと維持されるのか不安。維持すべき」という意見が出ました。

 

■ 原点に立ち返り、機能の維持・発展を

議会では「豊ヶ丘複合館の機能をそのまま残す」という趣旨の陳情が採択されています。

「施設縮減ありき」ではなく、「最低限、現在の機能や役割をきちんと維持しつつ、地域の公共施設としてより発展させて欲しい」という市民の願いを実現するために何が必要なのか?という視点での検討が必要です。

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